オール主観映像で作られたミスムーンライトが面白かった

オール主観映像、という言葉に惹かれてミスムーンライトを見てきました(とはいえ、ハードコアはスルーした私ですが)

miss-moonlight.weebly.com

正直映像面以外は期待していなかったのですが、どうしてこれが面白かった。

高校の映像部のマキの話と、マキの従姉妹でアイドルのミサコの話、映像部の顧問の知り合いの元映像ディレクターの博和の話の、3つが絡み合った構成をしていて、それがラストで巧く噛み合ってました。

冒頭から主観映像で撮られていることもあって、絵面的に分かりづらい。その中で3つの物語がどう繋がってるかが途中までさっぱり分からない。しかも、登場人物が多い、かつ、若い女性がやたら多いことから、これ誰?状態になるのですが、お話が収束されるにつれ、なるほどー、と分かってくるのが面白かった。

事前に3本柱だと知ってから見るとまた印象も違うのでしょうが、公式サイトを斜め読みしただけのレベルで事前知識がなかったので、新鮮な感覚でした。

映像面は映像面で面白かったです。正確な意味での主観映像ではなくて、撮り手が持っているカメラの映像での表現。ゆえに手ブレもあれば周辺がボケたシーンや4:3になるシーンもあり見ていて楽しかったです。これをやりたかったからこそのお話の設定だった、というのも見終わって分かるし。

あと、絵作りの面では、オレンジとイエローのワンピースでのアクセントが凄い。予告編とかでも見切れで各シーンに出てたりするのですが、普通のシーンが一気に絵面的に引き締まるのがよかったですな。


映画『ミスムーンライト』予告編(90秒)

 

初回初日ということで、イオンシネマ板橋では舞台挨拶もありました。

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 劇場狭いので2列に並ぶという

結局最後まで一言も発しなかったキャストもいたような気がしますが、楽しい舞台挨拶となって素晴らしい時間となりました。

 

それはさておき、前半の所の作り込みが、設定とか分かった状態で見直さないと分からないと思うので、もう一度みたいなー、というのが正直なところ。

今週来週がAC板橋、その次の2週がAC港北NT、その後9/30からの2週がAC幕張新都心という1館づつ上映というなんか凄い上映形態になっていますが、休みと合わせて見にいくのがいいのかなー、と思っています。

あとは、やはり初回はマキの話メインにみてしまったので、 ミサコの話の表現を見直したい。

そんなこんなで秋のダークホース、ミスムーンライトでした(映画は春のお話だけど)

シネマシティのベイビー・ドライバーはハイローを意識してないのではないかという話

シネマシティ椿原さんのツイートがプチ炎上していたのです。

matomame.jp

確かに「プロモーションに物を言わせた話題作をかわして」というのは頂けない表現で擁護しようのない話ではあるのですが、このコメントに対してハイローを揶揄しているというように思っている人が多い、というのに凄い違和感を覚えたのです。

ってことで、ちょいと邪推してみました。

椿原さんといえば、知っている人はご存じの通り、シネマシティで何をどのハコで上映するかというのを決めている人であります。つまり、週末の観客の入りを事前に予想しているわけです。その結果は既に上映時間表として現れていることになります。

その8/19-20の上映時間表はこんな感じ。 

作品 上映回数(土日合計) 席数
スパイダーマンホームカミング cスタ(180席)×4 + dスタ(177席)×2 + bスタ(303席)×7 3195席
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? fスタ(226席)×12 2712席
ミニオン大脱走 gスタ(279席)×8 2232席
ベイビー・ドライバー aスタ(382席)×4 + cスタ(180席)×2 1888席
トランスフォーマー最後の騎士王 bスタ(303席)×2 + eスタ(177席)×6 1668席
君の膵臓をたべたい iスタ(170席)×2 + kスタ(175席)×4 + gスタ(279席)×2 1598席
ターミネーター2 3D aスタ(382席)×4 1528席
HIGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY iスタ(170席)×8 1360席

となっていて、正直なところハイローは上映回数は多いものの、客の入りはあまり期待していなかったと考えられます。

「かわして」という表現をしていたことを考えると、スパイダーマンか打ち上げ花火かミニオンになるわけですが、「プロモーションに物を言わせた」での絞り込みはなかなか難しい。該当週の新作での比較であれば打ち上げ花火なんでしょうが、スパイダーマンのような気もするし、そのあたりは椿原さん本人にしか分からないところですね。

しかし、こうして並べてみると、ベイビードライバーを推すといっておきながら、ここまで客がついてくるとは思ってなかったんだろうな、というのが分かりますね。

realsound.jp

でも、最後なんか弱気ですし。

ということで、上映の割り当てからみる客数予想をどう劇場がしているかの邪推でした。まぁ、シネマシティだとcスタ指名とかで見に来る変な客もいるため、単純に席数だけで判断できないところはあるのでしょうが、大きくは外してないかなぁ、と、いうところで。

 

今週公開の映画2本がとても素晴らしかった件について

今週公開の映画を立て続けに見てきたのですが、ホント良かったのでその感想など。

ギフト 僕がきみに残せるもの

transformer.co.jp

キネマ旬報シアターで予告を見てから気になっていたお話。

NFL選手のスティーブ・グリーソンが引退後にALSを宣告され、未だ産まれていない息子に向けてビデオレターを撮り溜めていったものを中心に、その生きざまを描いた作品。

お涙頂戴の方向の作りはしていないのですが、ただただ現実を重ねていくだけで、その過酷さと出てくる人みんなの覚悟が浮き彫りになって泣ける。宗教に傾倒する父親とか、排泄の世話の話とか、ホント見ているだけで辛い。ただ、それが生きるということなんだろうなぁと感じ入りました。

完全にドキュメンタリーなので、ALSの現状が分かるのもいい感じ。明らかに、一番恵まれた環境に置かれた患者なんだろうけどね。

それにしても、スーパードームカトリーナ被害明け初戦のパントブロックTDって見たことある記憶はあるのですが、あの選手がこんなことになってるとはびっくりでした。

あと、原題「Gleason」を邦題「ギフト」にするセンスはなんとかならんのかなー。グリーソンのままにするのは難しいにしても、一般名詞かつ他の映画と被ってるのは、宣伝的にも厳しかろうに・・・。「白旗は揚げない(No White Flags)」あたりを使えばよかったのに。

ベイビー・ドライバー

www.babydriver.jp

こちらはシネマシティが激推ししていたので。

cinemacity.co.jp

カーアクション、ガンアクションを音楽に合わせてやる、というコンセプトを見事に体現していて兎に角凄い。冒頭をYoutubeで公開しているのでコレを見ろ!で紹介終わらしてもいい感じ :-p


映画『ベイビー・ドライバー』冒頭6分カーチェイス

あらすじ纏めるとあんまりたいしたお話では無いのですが、それぞれのシーンがイチイチ気持ちいいので見ていてすげー楽しいです。

音響のいい映画館で見ると本当にゴキゲンになれる映画です。シネマシティでも凄くいいのですが、ATMOSで見たいなー。

まとめ

2本とも大作扱いされて無くて、上映館数も宣伝も少ないですが、とてもとても良い映画なので、人気が出て上映館が広がっていくと良いなー。

逆に大ヒット狙って宣伝戦略を間違った気がする「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」が早期に打ち切りになりそうな気がするので、その枠を狙って欲しいですがさてはて。

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C92は「プロジェクト名未定」ブースの「岩本町芸能社」が面白い / と思ったらスタッフが無能すぎていろんな意味で終了

C92初日に行ってきました。元々はVRJCCだけの予定でしたが、行きの電車の中でVRで面白い展示がありそうということでそこへ行ってきました。

panora.tokyo

西に着いたのが12:45くらい。

その時点では3人待ち。20分くらい待って体験。HTC Viveを指定の椅子に座って体験する形。まぁ、自由に動かれても困るだろうしそこはしょうがないか。

ヘッドセットを被ると目の前にVRアイドル研究生の鈴木あんずのキャラが。前髪キャラはあまり好みでは無いのですが、意外にスムーズに動くのでこれはこれでいい感じでした。

サシでのトークは4,5分くらい? 会話がイマイチぎこちないのは、不慣れなのかキャラを作ってるのか分からなかったのですが、いい感じでデビュー前のアイドルという風味が出ていて良かったです。

体験していて一番良かったのは、cluster.ネタを出したら、観客の反応がすげーあったこと。あんずちゃんより後ろで見ている人を意識するといい感じなのかもしれません。

会場では、うちわと冷える奴(なんていうんだっけコレ)とブロマイドを貰いました。

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そして、トークの中で家帰ってcluster.に入ると宣言してしまったので家へ戻ってcluster.。

お客さんの入れ替えのタイミングで、cluster.上で聴衆とのやりとりをしているのですね。cluster.でもトークはやっぱりぎこちない感じはあるものの、いい感じのまったり空間 でした。リアル空間のお客を入れたり出したりするのがcluster.上で分かる感じに、現実とのハイブリッド感があって、cluster.にもこういう活用方法があるんだ、というのに感心しました。

やはりコミケ会場とcluster.の両方で体験するのが面白いですね、というところでC92残り2日、時間がある人は、ビッグサイトへ行くのとcluster.で引き籠もるのと、両方体験するのがいいと思います。

あと、そもそもこの企画

 ってことらしいのですが、1万人は厳しいのじゃないかなー、という気が。VRクラスタってそこまで数いないし、さてはてどうなりますやら・・・。

<8/13 18:30追記>

2日目からキャラを増やしたものの、当然1万に達しないままコミケ終了ってことで果たしてどういう締め方するのかと思ったら、公式が無能を示しただけで終わった(苦笑) 折角キャラクタの中の人が頑張っていたのに、無能なスタッフで潰されるのがやるせない感じ。死ねば良いのに。こんなアカウントにフォロワーが1万人も集まるわけないだろ。

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<8/14 12:45追記>

なんか素晴らしいまとめが出来てたのでここ読むといいと思うよ

givemegohan.pigboat.jp

CINEMA Chupki TABATAのガルパンは一味違うぞっ!

CINEMA Chupki TABATAのガルパン上映へ行ってきました。

chupki.jpn.org

CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)というのは一風変わった劇場で、

 目の不自由な人も、耳の不自由な人も、どんな人も一緒に映画を楽しめるユニバーサルシアター。たくさんの人々の募金によって、日本一小さくて、日本一やさしい映画館

というコンセプトの元、イヤホン音声ガイドや日本語字幕付きでの上映をする映画館なのです。その一方で、7.1.4chのスピーカーを配置してドルビーアトモス/dts-X対応というなかなかイカした設備を備えるハコです。

そんなCINEMA Chupki TABATAでのガルパン上映ですが、更にいろいろ凝ったことをしています。

coubic.com

元々クラウドファンディングで始まった映画館の、唯一の10万円寄付者のセレクションによる上映ということで力が入っています。

スピーカーを増設し、

 音声ガイドは秋山優花里役中上育実さん。結果として

7.2.4+1chという多分ここでしか味わえない特殊上映となりました。

それで、20席しかないということもあって土日は避けて金曜夜21時からの回をチョイス。

間口が3mもない感じで油断していると通り過ぎそうな本当に小さな建物。着いた時点ではロビーに4人くらいお客さんがいたけど、5人目でもう立って待つ場所もギリギリという小ささ。 

そして着座。まずは持参したイヤホンを接続して上映前は音声テストを聞く。これは流石にガルパンで揃ってなくて

小野大輔さんでした。

そんなこんなで始まる上映。最初は音声ガイドを両耳つけてたのですが、途中でこれモノラルだから片方でいいじゃん、と気付いて片耳モードで鑑賞。 

音声ガイドはあまり四六時中入る感じでは無く、本編音声が無いところへ補足を突っ込む感じ。淡々とシーン解説が入るので秋山殿成分は一切無し。これはこれで味わい深い。やたら戦車の名前を正確に入れてたり、通りや旅館の名前は実名だったり、なかなかこれまで知らなかった豆知識が増えました。

惜しむらくは音声ガイドを聞いてしまったが故に、本編音響がどうだったのかがイマイチ分からなかったこと。

もう一回みにいくべきなのか、 さてはて。

とにもかくにも唯一無二な上映で、大満足でした。

音声ガイド入りのBlu-rayとか出る望はほぼないと思うので、 ガルパンおじさんは頑張って田端まで見にいくべし!

VRエロゲ2017夏

イマイチ立ち上がりが遅かったVRエロゲですが、最近になっていろいろな動きが出てきて俄に活況?

セクサロイドなカノジョ

昨日(7/29)リリースされたのがこちら

セクサロイドな彼女【VR版】配信開始! 

非VRでリリース済みの作品のVR化ということではあるのですが、当初からVRも構想の一部だったということらしくて、不自然さが全くない。操作性が兎に角こなれていて、VRエロゲかくあるべきというモデルケースとなるのではないかしらん。

惜しむらくはモデリングが好みで無いのと、表情付けがイマイチなところ。その辺が良かったら最強だったんだけど。

猫にゃんのお部屋 VR

先週(7/21)に体験版が出てきたのがこちら

猫にゃんのお部屋VR 体験版公開 

vr18.jp

こっちはVRネイティブで作っている感じかな。体験版で試した限りだと、VR用のメニューが充実していて期待が持てる。さてはていつ発売になるのでしょうか?

ライジングプレイ

ちょい前ですが5/28にVR対応したのがこちら

writhingplayVR

vr18.jp

これは昔のゲームに無理くりVR対応したということで、VR化というよりは360度映像化という感じ。HMDの視線方向と映像内の視線方向が一致しない。それでいながら酔わない作りになっているのは凄いのですが、一体感とかが無くなってしまっているので、VRエロゲとしてはちょっと残念な感じ。

アンナちゃんとあそぼ!

なないちゃんとあそぼ!でVR同人エロゲ界をひっぱっているVRJCCはC92で新作。

vrjcc.com

昨日(7/29)のオキュっていいとも!でいろいろ情報出てきてましたが、大枠ではあまり新しさは無さげ。

freshlive.tv

モーションをニューロンを使うの諦めて手付けにしたところが一番の違いなのかな。とはいえ、VRの経験値が今のところ一番高そうなので期待ではある。

VRカノジョ DLC お風呂で遊ぼう

 商業ではVRカノジョが大型アップデートを来月予定。さてはてどんなものでしょうか?

カスタムメイド3D2 バケーションパックVR

kisskiss.tv

対するCM3D2は4月にVR用のDLCを出してたり。操作性がイマイチでなかなか進められてなかったり。エロじゃない方向への力を入れてる感じなのが良いのか悪いのかというところですかね。

 

こんなところかな。未だ未だ少ないといえば少ないのですが、徐々に増えつつあるのがいい感じです。今後もっともっと増えていきますように

 

りゅうおうのおしごと5が圧倒的だと思う好きラノ17上

最近ラノベネタをほぼ書いてない気はしますが、好きラノに投票するのです。

lightnovel.jp

りゅうおうのおしごと!

 【17上期ラノベ投票/9784797390094】

3巻の桂香さん話が物凄かったのでそれ以上のものは出ないだろうと思っていたのですが、それを上回った主人公八一のお話。とにもかくにも将棋に対する愛をハンパなく詰め込んだ凄い作品です。

取材の深さといい、ギャグとシリアスのバランスといい、ホント読んでて感服いたしました。

アニメ化も決まったとのことですが、5巻までやってほしいなー。

(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。 

【17上期ラノベ投票/9784040691480】

伊藤ヒロらしい遊びがふんだんに詰まった作品。異世界ものの約束を巧く活用したメタメタしい作りが素敵である。ネタだけでここまで作り込めるのが流石としかいいようがない。

異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる

 【17上期ラノベ投票/9784040690117】

もうひとつ転生モノ。温泉に転生というよくそんなん思いつくよ、という一発ネタなんですが、きちんと押さえるところ押さえていて読みやすいラノベ。タイトルに反して、エロが控え目なのがいい感じである。

オオカミさんとハッピーエンドのあとのおはなし 

【17上期ラノベ投票/9784048692687】

まさかの6年越しの続編。後日談集。正直設定その他忘れかけてるのでどうかな、と読む前は思ったのですが、キャラ立ちが凄い作品だったこともあって、すぐに思い出せたのがびっくりでした。

元々のコンセプトがおとぎ話ということもあって、意外な展開とかは一切無かったのですが、作者の手で幸せに完結させられたというのは素晴らしいことだなと思いました。

おにぎりスタッバー

おにぎりスタッバー (角川スニーカー文庫)

おにぎりスタッバー (角川スニーカー文庫)

 

【17上期ラノベ投票/9784041052839】

いろんな意味で衝撃的な作品でした。特異な文体でこんな異常な話なんてどこのガガガ文庫だよ、という感じ。兎に角凄いとしか言い様がない。

まとめ

過去作纏め読みとかしなかったせいもあって、読んでる数は激減しているのですが、面白い作品には出会えてる感じがする。一発ネタが多いけど。

下期は、冴えカノの完結、ユーフォの続編、といった続刊に期待しつつも、新たなムーブメントにも期待したいな。

 

ガルパン劇場版シネマティックコンサートが凄かった

体調最悪な状態ながらガルパン劇場版シネマティックコンサートへ行ってきましたよ。

6/25の大宮公演の評判等々みていたら観に行かないとダメかなーと思ったのでチケットをとっていたのでした。

シネマティックコンサートというのは、映画本編に合わせて生演奏を行う形態の特別上映。普通に楽曲を演奏するより圧倒的に難易度が高い一方、一体感が得られるという凄いイベントなのであります。

とりあえず初めてパシフィコ横浜に行ったのでうろうろしたり。

とはいえ、実際客が入ると前の客によっては見にくいという問題が発生。 S席買ったのに2階席後ろから2列目という微妙なところに配置されたので、指揮の栗田さんはギリギリみえるものの、カンテレあらさんや歌唱Chochoさんは見えなかったり。

そんな状態で上映開始。

ガルパン劇場版は実は12回しか見たことが無いのですが、その鑑賞経験をもってしても、あまりにも違和感の無いオケ演奏に圧倒されたのでした。映画でみたのと劇伴はいっしょじゃん、というところ。

唯一違うのがボコのシーン。元の音源は安っぽい演奏だった筈なのに、オケにしてしまったがゆえに逆に違和感を覚えるという(苦笑) 贅沢な悩みですな。

あくまでオケ優先ということで、映画としての音響としてはイマイチ。まぁ、しょうがないよね、というところで。

その一方で映像はかなり良かった。真っ暗にしない、かつ、普通の映画館より圧倒的に大きい、という劣悪な条件の中、明るくくっきり映像を映していてびっくりでした。シネマシティにもあの映写装置を(ry

ラストまで上映した後のアンコールパートもいろいろてんこ盛りで良かった。

Grand symphonyは正直まだ歌い慣れてないなという感じはしましたが、栗田博文さんの挨拶(というかコール&レスポンス)は最高だったし、ラストのEnter Enter MISSIONの合唱は良かったし、いい時間を過ごさせて頂きました。いやー、楽しかった。

 

「エロゲー業界を読み解く時系列分析」を読んで、意外に思った件

 ということで、つばめさん著の「エロゲー業界を読み解く時系列分析」を買ったのです。

tsubame30.exblog.jp

サンプルは上記サイトを見てもらうとして、載ってるデータとしては

といった感じ。

予測以外の部分はあまり凝った分析をしてなくて、単純に時系列に集計しただけということもあり、すげー分かりやすい。

それで、意外に思ったというのは、サンプルページ
tsubame30.exblog.jp

でも分かるのですが、最近明らかに廃れ気味だと思っていた日本のエロゲですが、タイトル数だけで見るとそうでもないこと。

観測範囲が偏ってる認識はあるのですが、意外や意外、まだまだ頑張ってる人達がいることに驚くのであります。

あと、声優出演数推移で、いい加減引退してそうな声優も直近年での出演が少なからずあってびっくりしたり。いやまぁ、リメイクとかで新録してないのも多いのかもしれませんが。

そんなこんなで、なかなか気軽に楽しくエロゲ界を振り返ることが出来ておもしろい同人誌でありました。やっぱり、あまり凝ったことしないほうが読みやすくていいのかなー。いやまぁ、同人なんだからやりたいことに突っ走った結果も読んでて楽しいですけどねー。