「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ」は断じて「響け!ユーフォニアム2」ではない!

響け!ユーフォニアム~届けたいメロディにドハマリしているのです。

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  1. 9/30(土) MOVIXさいたま シアター11
  2. 9/30(土) チネチッタ チネ8 LIVEZOUND
  3. 10/3(火) MOVIX昭島 シアター5
  4. 10/4(水) チネチッタ チネ8 LIVEZOUND
  5. 10/7(土) MOVIX京都 シアター11
  6. 10/8(日) ミッドランドスクエアシネマ スクリーン9
  7. 10/8(日) ミッドランドスクエアシネマ スクリーン10
  8. 10/14(土) チネチッタ チネ4
  9. 10/15(日) MOVIX亀有 シアター8
  10. 10/15(日) MOVIX柏の葉 シアター9
  11. 10/21(土) チネチッタ チネ8 LIVEZOUND
  12. 10/22(日) TOHOシネマズ海老名 スクリーン5
  13. 10/22(日) MOVIX昭島 シアター12
  14. 10/25(水) 横浜ブルク13 シアター6

と、4週で14回見ているのです。何度見ても飽きない、そんな届けたいメロディの感想を書きます。

もう4週たったしネタバレ気にせず書くのでよろしくです(原作の波乱の第2楽章前後編分も含む)

総評

そもそもアニメ2期の総集編という話だった様な気がするのですが、全くもって総集編でないのです。原作2巻・アニメ2期前半のみぞれと希美の話とか、滝先生の元奥さんの話とか、立華高校の梓とかバッサリ切ってしまって影も形もない。完全にあすかと久美子のお話となっているのです。

そうしたことでハッキリしたのが「届けたいメロディ」という主題。父親に演奏を届けたいあすか、姉にメロディを届けたい久美子、それぞれの想いが心を打ちます。

そしてもう一つ徹底されているのが、演奏シーンを逃げずに描ききろうとしている部分。メロディを届けたいのだから時間を割いて描くしかないよね、ということではあるのですが、105分の映画でフル楽曲を5曲(EDコミで)入れるとか頭おかしい(褒め言葉)。でもそれが絵と音を充実させることでバランスを崩さず、というより、映画の魅力として素晴しいアクセントになっていて兎に角見事でした。

また、ユーフォをとにかく主役に置いているのも見逃せないポイント。「響け!ユーフォニアム」という楽曲を主軸とした劇伴もそうですし、要所要所で出てくるユーフォ中心の台詞回しもブレない価値観を示していました。

そういう意味でも、本作は「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ」という作品なのです。見る前は

なんてなツイートしてましたが、個人的には「ユーフォ届けたいメロディ」でしかないなぁ、というのが正直な印象。

チネチッタは発券されるチケットに「響け!ユーフォニアム2」と記載してしまったのですが

2の要素が2作目という部分以外に全くなく、外した感がありありですが、直したりはしないのかな・・・。まぁ、タイトル長いのでいずれにしろ省略が必要なのが難点ではあります。

時系列での感想

それはさておき、以下シーン毎に思ったことをつらつらと書いてみる

ユーフォがあすかに届いた日

ロリメガネあすかが兎に角可愛い。箱に近づく足踏み・箱を押して運ぶモーションが凄い上、箱をのぞき込むのとユーフォと声に出すシーンの表情が素晴らしい。この映画はあすか主体でいくよという宣言であろう。

関西大会演奏前

そこから月日を飛ばして関西大会。あすかが発破をかけるシーンに限定していることもあり、主役感がハンパない。

プロヴァンスの風

そこからオープニングを兼ねた関西大会の演奏。プロヴァンスの風のフル。テレビで三日月の舞のフルサイズをやってしまっていたので、映画はプロヴァンスの風のフルかなー、と思っていたらいきなり全力出してきて驚いた。

特に凄いのは出だし。いきなりの全力の音量でいろんな楽器の音を飛ばしてくるのが見事。そして、演奏に負けない映像。演奏カットも新規にいっぱい作っていて見事なのですが、個人的には真ん中あたりにある、斜めになりながらの遠景パン→天井からのカメラ、の部分が好き。すげーセンスだよ。

あと、演奏シーンは画の角度に関わらず、音の左右が固定されているのが心地よさを産んでいる感じ。左のトライアングルや木琴といったところから右側のコンバスまで綺麗に鳴り分けられています。まぁ、木琴は劇場によっては聞こえなかったりしますが(苦笑)

学園祭

ほぼほぼTV版にはなくて新規描き下ろしばかりの学園祭。「こども」と「おとな」でイチャイチャするシーンはこの映画で唯一麗奈が活躍するシーンですが、後半のシーンに繋がる重要な台詞。こうやって組み込んでくるか、と感嘆。

そして、この映画の核となるあすか先輩との「ユーフォ好き?」というシーン。TV版だと積み重ねであすかのキャラ立てをしていたものを、今回の映画ではこのシーンだけで何かひっかかる先輩、というところを産みだしていて、巧く作った脚本だなぁ、と。

学園祭の演奏であるところの学園天国は今回の映画の中で唯一フルにならなかった楽曲。前半はテンポ良く進める形の映画にするがためにはしょうがなかったところかな。

演奏後のシーンについては、台詞の時系列が何かおかしいのが気になった。夏紀との会話ってアフレコ時点では演奏の前だったのではないかな? 編集でうしろへもってきたがゆえに、何か変な感じになっている感。

あと個人的に気になったのは、背景のわくわくアイデアコンテストで受賞していた手芸部。なんでそんなネタ仕込んでるんだ?

不穏な田中家

こちらも映画での新規カットの田中家での親子コミュニケーション。学校では凜とした先輩であるところのあすかが、家ではどこか不安げな娘をしているというのが新鮮。会話部分でとにかく屈折した素直でないコミュニケーションをとっていて、なかなかにホラー。キャラの深みが出ていて素晴しい。

黄前家帰宅シーン

一方の黄前家。噛み合わない田中家とは対照的に、分かりやすい会話のやりとり。決して仲良しという感じではないものの、健全なすれ違いという感じがいい味を出していました。

カンニングブレス~合宿

TV版とは構成を変えて関西大会の後ろにもってきたのがこのあたりのシーン。みぞれ関係のイベントが全部置き換えられても自然に見れるのが凄い。合宿の時の睡眠不足がまくらのせいにされてるのには苦笑を禁じ得ませんでしたが。

職員室バトル

そして職員室での明美さんの活躍シーン。TVシリーズの時からですが、「枷」のシーンでなぜかあすかの胸を強調するのが不思議である。どういう演出意図なんだろ。

翌日の低音パート廊下やりとり~Please be quiet!

尺短くしたせいでそんなに一気に訊かれても回答できません、というのがなんか変な感じになってしまっていたり。それはさておき、廊下のシーンの足や、渡り廊下の背中で、感情描くのが凄い。このシーン以外も含めて、この作品、台詞とか表情とか以外の描写がホント巧い。

「なんですかコレ」~晴香演説+優子返答シーン

「なんですかコレ」は脚本上のサービスですかね。その後の晴香の演説シーンに繋ぐための流れではありますが。ただ、このパートもTV版に比べて尺を圧縮されてしまったので、晴香の台詞も優子の台詞もちょっと説得力が落ちちゃったかなぁ、というのは残念ポイント。ただ、このシーン、一番の見所は香織のしーっのポーズ。香織先輩まじエンジェル(優子風に)

駅ビルコンサート

宝島もフルでの演奏! 特に、晴香のソロのあとの追加シーンが素敵。あすかの表情も見事だし、それを見つめてスッと演奏にいく晴香の素っ気なさも信頼関係が表れてる感じでよかったです。

あと、凄くどうでも良いけど、何度も見てようやく分かったこととして、駅ビルにやってきたあすかは黒ストだったのに、演奏中は白ソックスに履き替えてるんですね。駅ビルのどこかで着替えているのを想像せずにはいられません。

メガネなしあすか

メガネがないと魅力が半減だな(個人的な感想です)

それはさておき、この金のユーフォと銀のユーフォが並んだパンフは、明らかに久美子とあすかのメタファーなのですが、それを見て微笑むあすかがなんともいじらしくて愛おしい。

黄前家のバトル

麻美子爆発の部分はTV版だと複数日なので服装の統一性がないがそこはツッコミ入れてはいけないんだろうなぁ。麻美子の論理も健太郎の論理も間違ってはおらず、それがゆえになんとも歯がゆい。ありがちな話ではあるのですが、そこを逃げずに描いているのが素晴しいです。

久美子と秀一の廊下のシーン

このシーン、局所的に話題になって以来、見る度に笑いをこらえるのが辛いのですがどうすれバインダー!!

マンションエントランスの真美子対秀一

この2人の関係性もなかなか面白い。秀一にドキッとするような台詞をあびせかけられても、麻美子は久美子とのことしか考えて無さそうなのがなんとも。

あすか邸訪問

このあたり時系列おかしいよね。滝先生は今週中にハッキリしなければ夏紀にすると言っているのに、あすかとの勉強会は来週で、そのあたりをあまり斟酌している雰囲気がない。編集したときにそのあたりを詰め切れていない感じがする残念ポイント。

それはさておき、このエピソードで特筆すべきなのは素足のあすか。黒ストでもなく白ソックスでもなく素足ということで、心情を吐露することのメタファーなのでしょうが、なかなかに新鮮。

あと「枷」という言葉が再度登場するのが趣深い。田中家の枷は闇が深いなー。

味噌汁~ちょっとさびしい~京阪宇治線での号泣

味噌汁焦がすってどうしたらそうなるんだろう・・・。というのはさておき、このあたりのエピソードはホント無駄なく作られていて何回見てもただただ圧倒される。特に麻美子の独白の説得力といったら。

あと京阪宇治線内のモブ姉妹(姉妹だよね?)が可愛い。学生時代4年間宇治線で通ってましたが、あんな可愛い客はいなかったと思う(いや、朝の上りには乗ったことがないのでそのせいかもしれませんが)

渡り廊下での久美子とあすか

久美子役黒沢ともよの演技が兎に角凄い。TVアニメ版とは違う再録で新しい芝居なのですが、TV版以上の迫真の演技。みんなを主語に語っている空虚な説得と、私を主語に叫んでいる想いの吐露の対比がこの上ない迫力を生んでいます。

相方のあすか役寿美菜子の返し、特に「でもうれしいね」、も見事で、ホントこのシーン最高としか言い様がないです。

あすか復活

職員室から出てきたあすかが一瞬嗚咽を漏らすのが、その精神力ギリギリ感を表しているようでなんともいい感じ。やっぱりあすかも特別じゃないよね、というところで。

その上で、すぐにスタスタ歩き出すのもあすからしい。やっぱりあすかは特別だよね。

そして、あすかが帰ってきたところでの夏紀の表情がなんとも素晴しい。このシーン以外も含めてホント夏紀は終始素晴しい役どころで、この映画の助演女優賞だったと思います。

センチュリーホールの演奏前

名古屋人ですがセンチュリーホール行ったことない・・・。

というのはさておき、全国大会のパートは演奏まではそんなに見るべき所はない。

そんな中でも、TVアニメは斉藤葵に対してお姉ちゃん「も」見に来ているという設定だったのが、斉藤葵をカットしたことで自然に進藤正和に対しての台詞になっているのが面白いと思った。

そして、演奏開始前に進藤正和と黄前麻美子のカットが入るのもニクい。

三日月の舞

そして三日月の舞。TVアニメでフルを実現してしまっていたからこそ、どうするんだろうと思っていたのですが、あすかと久美子のアイコンタクト入れたり、楽譜上の落書きが全国大会バージョンになっていたりするのがなかなか面白かった。勿論背景はセンチュリーホールになっているし、全キャラの袖にリボン着いてるし、すげー手間かかってました。

表彰~伝言

進藤正和からの伝言シーンでとにかくニヤニヤが止まらない。直球ストレートな演出でしたが、届けたいメロディが届いた!というのを的確に表現していてとにかく満足するシーンになっていました。

あと、優子→麗奈の来年こそ、とか、あすか→夏紀のよろしくね、とかいう台詞は来年の結果を知ってしまった原作読者にとってなかなかキツかったです。全国金賞はやっぱりハードル高いよね、という。

〆の挨拶

晴香とあすかの挨拶はさておいて、麻美子を追いかける久美子を見守るあすかの優しい顔が印象的。これもTVアニメ版にない新規カット。

その一方で、その後の久美子と麻美子の部分はバッサリカットして、あすかとのやりとりを追加してそれで想像させるという拘りの作り。

そんな中でも「黄前ちゃん、ユーフォ好き?」の後の久美子とあすかの表情の素晴らしさ。冒頭の学園祭のユーフォ好きの不穏な感じの表情との対比がなんとも凄いです。

卒業式

ここはほぼ完全にTV版通りの展開。何も足したり引いたりすることのない完成度だったので致し方あるまい。

タイトルの「響け!ユーフォニアム」を回収するのがホント綺麗なお話の作り。

響け!ユーフォニアム

そして、〆は水道橋の下での演奏の回想シーン。ひょっとしてスタッフロールに使うのかな、とも思っていたのですが、EDとは別にエピローグ的にフルサイズを使うという贅沢仕様。

この演奏は、冒頭は宇治川の流れる音とかの環境音が入っているのが、途中からは完全に環境音を排してユーフォニアムソロになるのでした。「響け!ユーフォニアム」という主題がそのまま表現された素晴しい演奏でした。

映像も音楽に合わせるのではなく、あくまでエピローグに徹していて、笑い合う2人で締めているのが素晴しかった。あすかのベストショットといって間違いない!

サウンドスケープ

そしてエンディング。

1作目の劇場版は乗降禁止おねいさんという飛び道具を持ち出していたのですが、今回は普通に北宇治高校吹奏楽部員のうち、今作でそれなりに顔を出したメンバを順番に描くという分かりやすいエンディング演出。

TRUEの歌唱が吹奏楽に負けてないのが凄いし、ユーフォをボーカル代わりに使うというこのアレンジにはただただ感服いたしました。

(予告)リズと青い鳥

そして最後に入る来年の映画の宣伝。このパートだけ音響が本編と違う調整になっていて、どの劇場で見ても鳴り方が変なのがなんとも。劇場で流すんだからもうちょっと頑張って欲しかったなー。

全体を通じて

どう考えても、あすかと麻美子を対比している作品ではあるのですが、直接的な比較は一切無いというのは特筆すべき所かも。誰にでもあるような話であって、とりたてて明文化して比較するほどではないということかなあ、と。

そして、テレビシリーズのエッセンスは活かしつつも1本の独立した映画として成立させてしまった手腕はやはり凄いとしかいいようがない。いやはや、ホント感服いたしました。

今後のユーフォの展開はっ?

気になるなのは、来年?の映画達。みぞれと希美の「リズの青い鳥」はそこそこ纏まりそうな気がするし、オーボエ覚醒のシーンがどういう演奏になるのか期待しかないのですが、もう1作はどうするつもりなのだろ? 原作読んだ感じだけだと優子部長とか新1年生のエピソードは映画にするには弱いとしか言わざるを得まい。

久美子部長の話まで描けるのであれば転がし方によっては面白くなりそうだけど、果たして尺的にそこまで描けるものなのかどうか。オリジナルにするとか、立華高校が舞台だとかしたほうが面白くなるかも。

さっぱり想像が付かないけど期待したいものである。

まとめ

響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ」はホント自分にとっては素晴しく心に刺さる映画でした。それも、自宅でしょぼいスピーカーやそこそこのヘッドホンで楽しむのとは確実に違う劇場での音響を機会がある限りは楽しみ尽くすことになりそうです。

松竹配給の映画がゆえに、公開時はかなり限られた公開館となってしまっているので、セカンドランでの音響自慢のハコでの上映を楽しみにしたいと思います。AC幕張新都心ULTIRAとかAC海老名THXとかシネマシティcスタとかでセカンドラン上映される日が楽しみです。あとはテレビシリーズ一挙上映とかないのかなー。万難排して見にいくのにー。

GRANBEAT買ったった

10月からお仕事が変わって出張が増える&金曜日に出張して電車の中で激しく暇だった、ということで暇つぶしツールを買おう!ということで買い物をしたのです。(上野から特急で1時間半以上とか辛い・・・)

八重洲Gibsonショールームガルパンコラボやユーフォコラボの時に触ったGRANBEATがなかなか面白げな感じだったのでそれと(但し勢いで買ったのでガルパンコラボモデルではない通常モデル)、折角なのでバランス端子のあるイヤホンが 欲しいよね、ということで。ONKYOとパイオニアはそれなりに相性が良いはず、という読みもありつつ。

そしてとりあえず聞いたのがコレ

www.e-onkyo.com

劇場で聴くのと比べると流石に厳しいですが、クリアな音像が楽しめてなかなかいい感じ。

そして、スマホ機能は結構素に近いAndroidで普通に使えますな。ちょいと重いのが難点ではありますが、Galaxy S6 Edgeはお役御免にしてもいいかな、というところ。

まぁ、まだ全然使い込めてないので、時が経つといろいろ出てくるかも。

あとは、劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~コラボレーションヘッドホンも買うべきなんだろーなー、とか。予約販売でなかったら衝動買いしてるのですが、さてはてどうしますかな。

映画館でのフォトセッションの試みは面白いと思うけど上映順がイマイチと思う件

劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~を上映開始9日間で7回みてきました。

今回新たな?試みとして上映前にフォトセッションと題したスクリーンを写真撮影できるコーナーがあります。

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1週目~3週目入場者プレゼント&ウィークリーショ...:NEWS 最新情報 | 『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』公式サイト

というわけで、各回撮影してきました。

9/29 MOVIXさいたま シアター11
9/29 チネチッタ チネ8
10/3MOVIX昭島 シアター5
10/5 チネチッタ チネ8
10/7 MOVIX京都 シアター10
10/8 ミッドランドスクエアシネマ2 スクリーン9
10/8 ミッドランドスクエアシネマ2 スクリーン10

こうして並べてみるとイマイチ違いが分からず面白味がない。何故かというと上映順が悪いからである。

映画館によって多少違いはありますが、定刻→照明を一段落とす→宣伝イロイロ→暗転→映画泥棒→フォトセッション→本編、という順番で上映されるためにスクリーン以外真っ黒にしか映らないのであります。 

暗転前であればスクリーン脇とかも映って、この劇場で見た!といういい記念になるのに残念すぎる。特に、上でも書いてるけど、チネ8は普段スピーカーに照明あててるのだからアレ点灯してるとよかったのに。まぁ、スマホのオートホワイトバランスが逆効果になって上手く映らなくなる恐れもあるんだけど。

あと、MOVIXで気になったのは、劇場独自の映像でスマホの電源切れ!といっときながら、その後にフォトセッションがあるという間の悪さ。スマホの機種にもよるけど、フォトセッション中の大前ちゃんの説明聞いてから電源入れるのでは時間的に間に合わない人も多そうなんだよなー。

遅れてくる人を減らすという意味合いにおいても、定刻からフォトセッションやって、その後、宣伝から本編へ、の順番にならないものかなー。昔みたいに物理フィルムではなくなっているのでハードルは下がってると思うのですが・・・。

おまけ 

ダンケルク109エキスポシティIMAX with LASERのついでに昨日行ってきた聖地巡礼

朝見た風景が、午後映画館で出てくる、というのは不思議な感覚でした。

劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~を1日に3回上映するチネチッタに敬意を表し、1日3箇所で見てきた

ということで、去年公開の、劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~を3箇所で見てきました。

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響け!ユーフォ二アム ONKYO7.2chサラウンドシステム上映会

gibsonsr.jp

まずは劇場ではないという一番劣悪(と思われる)環境から。それでも本当に7.2chが鳴ったら劇場を上回るかも、と期待しつつ八重洲へ。

こんな感じでユーフォのコラボヘッドホンとのタイアップなのです。

上映は2Fのイベントスペース。左後方が1Fからの吹き抜けという厳しい空間。前説~本編上映~後説、という構成。

ということで、やっぱり5.1ch上映だったのでした。スピーカーの数をチャンネル数に数えてしまうって、それ、音響屋としての矜持はないのかよ、という感じ。数でカウントしていいならそこらの映画館は小スクリーンでも15chくらいはあるよね・・・。 

スピーカーの調整等はなかなかいい感じで、楽しめたのは楽しめたのですが、何かもやもやした感じが残ったのでした。

第20回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展 上映

peatix.com

そしてTOHOシネマズ新宿での無料上映。

受付順の自由席入場。10番目くらいだったのですが、センター席で見れました。埋まり方的に玄人感がなかったのはなんでだろう?と思いつつ観賞。 

流石に映画館。新しいハコということもあって見やすい角度も良かったです。

【LIVE ZOUND】一周年記念特別上映 第3弾

最後はチネチッタLIVEZOUNDで。24:00上映開始でしたが、結構お客さんがいたり。

それで上映ですが、最高でした。

息継ぎの音であったり、ホールに反響する声であったり、ソースに作り込んだ音が映画館で見事に再現、八重洲でも新宿でも感じなかった音がここにありました。

まとめ 

LIVEZOUNDのユーフォはホント凄いんでみんな万難排して見にいくと良いよっ。

既に明日のチケットも発券済であと2回は満喫するつもり。平日は何回行けるかなっ? 

9/23にイロイロなイベントが重なりすぎだと思うのです。

自分の行動予定を立てるためにも整理してみる。

1.『この世界の片隅に』リテイク版 片渕監督生コメンタリー付上映(13:00 シネマシティ)

cinemacity.co.jp

 上映中に監督が解説したり、エピソードを語るというユニークで貴重な試み

という事らしい。上映後にやったBLAME!のAC幕張新都心のイベントとはまた違った感じなのかな。

2.響け!ユーフォ二アム ONKYO7.2chサラウンドシステム上映会(12:00 14:30 17:00 Gibson Brands Showroom TOKYO)

gibsonsr.jp

この前のガルパンコラボで味をしめたのか?ユーフォともコラボで、こちらは本編をあのショールームで上映という試み。椅子がちゃんとしてない筈だし、傾斜を付けられるわけでは無さそうだし、環境としてはイマイチだろうとは思うのですが、無料なのが強みかな。9/23より10/15を狙うのが良いような気がする。

3. 第20回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展 上映(TOHOシネマズ新宿)

festival.j-mediaarts.jp

こっちも無料イベント。

TC新宿という新しいハコなので設備的には期待できそう。

4.【LIVE ZOUND】一周年記念特別上映 第3弾『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』(14:15 19:05 24:00 チネチッタ)

cinecitta.co.jp

これは1週間開催なので9/23に拘る必要は無いのですが、24:00の上映があるので、Gibson Brands Showroom → TC新宿 → チネチッタという一日でユーフォを3回見れるという展開が味わえるのです。これは行くしか。

5.プリンセス・プリンシパル キャスト出演特番「プリプリ・秘密ミーティング!!」第3弾(21:00 ニコ生)

最終回を前に狂気のニコ生がまた! あの双六の脅威の出目がまた再現されるのかっ。 

6.TOKYO GAME SHOW(10:00 幕張メッセ)

expo.nikkeibp.co.jp

そういえばこんなのもあった。ステージイベントもそれなりにあるのかな?

7.幕張新都心ULTIRAセンシャラウンド/9.1ch(16:05 AC幕張新都心)

幕張といえばガルパンの上映も。もはやイベントでは無い気もしますが…。

8.ベイビー・ドライバーULTIRA上映(11:40 18:40 AC幕張新都心)

AC幕張新都心といえば ベイビー・ドライバーも9/23から。

9.ガールズ&パンツァー極爆(10:00/20:35 シネマシティ aスタ/bスタ)

あと、公式から「【終了はデマ】」とかいうメールが来ていたシネマシティガルパン

10.“この歌をとどけたい”スペシャルライブ付き上映会(14:40 渋谷HUMAX)

 こんなものも。

まとめ 

今おさえている限りではこんなところか。

レア度を勘案して、この世界の片隅にコメンタリー付→TC新宿ユーフォ(予約済)と巡って、時間があえばLIVEZOUNDユーフォ、合わなかったらプリプリニコ生を生で、といったところかなぁ。この世界の片隅にとONKYO7.2chユーフォは当日まで悩みそうな気もする。

それにしても、なんでみんなこの日orこの週にぶつけてくるかな。もうちょっと分散してほしいのです…。

<22:50追記>

きみの声をとどけたいのイベント追加。時間が公表されたのをアップデート。

<9/19 21:45追記>

チネチッタの時間が出たのでアップデート。まさかの3回回しにびっくりですよ。

みんな尻友になろうぜ! 直感×アルゴリズム♪が面白い

8/21開始ということで夏アニメの話題からも取り残された感がありますが、直感×アルゴリズム♪が面白いと思うのです。

project-algorhythm.com

3Dモデルを使った生アニメといえば、みならいディーバ・なりあがーるず、という先行事例があるわけですが、直感×アルゴリズム♪は生であるだけではなく、中国でも同時生配信というのがとにかく凄いのです。

最初と最後は収録パートがあるので生パートは全体の半分くらい。その時の画面構成はこんな感じ。

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左側の赤髪キャラが鈴木みのりさん演じるKilin。右側の青髪キャラが岩井映美里さん演じるXi。真ん中のうさぎっぽい奴が劉セイラさん演じるBunnyP。

そしてKilinは日本語しか使わず、Xiは中国語しかしゃべらず、BunnyPが日中両言語を使って橋渡しをする、というやり方。そのため? KilinとXiはボケに徹する事になってしまい、BunnyPが進行と翻訳とツッコミを兼任するというすげー大変なことに。

そのため、1話の時点でBunnyPが明らかに重労働ということが分かってしまい、上記のようなユーザコメントがついていたのでした。ホント、ツッコミの叫びが上手いこともあって、素晴らしいアクセントとなっています。劉セイラさんは今後いろんなところで活躍が見られるのではないかしらん。

その、コメントの拾い方もなんか脈絡とかなく目に付いた物を拾っている感じがして面白い。遂に最新4話では生パート頭で自分のツイートが拾われてびっくりでした。

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(ちなみにニコ生デフォルトだと公式のハッシュタグ #kilin_xi が設定されないという罠がある)

それはさておき、番組の大きなストーリーとしては、KilinとXiをAIアイドルとして活躍させていこう、という展開。みならいディーバも、なりあがーるずも、そんな感じだったし、生アニメとは相性がいいのかもしれないですね。

そんなわけで、アイドル活動を目指すにあたって、視聴者からの提案等々を組み入れていくという展開。これまで雑コラとかグッズ案とかを視聴者から募集したのでした。その一つで、ファンの呼び名を募集したところ、

というバカ提案がそのまま採用されたのでした。1話の一番盛り上がったシーンがそんな感じだったのでしょうがない。公式も尻友尻友いうようになったのでした。

とはいえ、それに懲りたのか4話のグッズ案はユーザアンケートをとるものの台本で修正していくという荒技使うようになっていたり。今後はどうしていくのだろうか、そいう観点でも楽しみである。

あと、この番組見ていて凄いなーと思うのは、BunnyPがサボったり台本パートの流れが悪かったりで日本語でのやりとりが続くと、即刻中国語に訳してやれよ的なコメントが結構な数付くところ。日中双方で楽しむ、というところを見る側も意識している感じがして面白いです。

さて次回は

ということで収録パート無しらしく更にハードルと期待度が高まりますが、さてはてどうなりますやら。 木曜21時が楽しみだ。

 

 

オール主観映像で作られたミスムーンライトが面白かった

オール主観映像、という言葉に惹かれてミスムーンライトを見てきました(とはいえ、ハードコアはスルーした私ですが)

miss-moonlight.weebly.com

正直映像面以外は期待していなかったのですが、どうしてこれが面白かった。

高校の映像部のマキの話と、マキの従姉妹でアイドルのミサコの話、映像部の顧問の知り合いの元映像ディレクターの博和の話の、3つが絡み合った構成をしていて、それがラストで巧く噛み合ってました。

冒頭から主観映像で撮られていることもあって、絵面的に分かりづらい。その中で3つの物語がどう繋がってるかが途中までさっぱり分からない。しかも、登場人物が多い、かつ、若い女性がやたら多いことから、これ誰?状態になるのですが、お話が収束されるにつれ、なるほどー、と分かってくるのが面白かった。

事前に3本柱だと知ってから見るとまた印象も違うのでしょうが、公式サイトを斜め読みしただけのレベルで事前知識がなかったので、新鮮な感覚でした。

映像面は映像面で面白かったです。正確な意味での主観映像ではなくて、撮り手が持っているカメラの映像での表現。ゆえに手ブレもあれば周辺がボケたシーンや4:3になるシーンもあり見ていて楽しかったです。これをやりたかったからこそのお話の設定だった、というのも見終わって分かるし。

あと、絵作りの面では、オレンジとイエローのワンピースでのアクセントが凄い。予告編とかでも見切れで各シーンに出てたりするのですが、普通のシーンが一気に絵面的に引き締まるのがよかったですな。


映画『ミスムーンライト』予告編(90秒)

 

初回初日ということで、イオンシネマ板橋では舞台挨拶もありました。

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 劇場狭いので2列に並ぶという

結局最後まで一言も発しなかったキャストもいたような気がしますが、楽しい舞台挨拶となって素晴らしい時間となりました。

 

それはさておき、前半の所の作り込みが、設定とか分かった状態で見直さないと分からないと思うので、もう一度みたいなー、というのが正直なところ。

今週来週がAC板橋、その次の2週がAC港北NT、その後9/30からの2週がAC幕張新都心という1館づつ上映というなんか凄い上映形態になっていますが、休みと合わせて見にいくのがいいのかなー、と思っています。

あとは、やはり初回はマキの話メインにみてしまったので、 ミサコの話の表現を見直したい。

そんなこんなで秋のダークホース、ミスムーンライトでした(映画は春のお話だけど)

シネマシティのベイビー・ドライバーはハイローを意識してないのではないかという話

シネマシティ椿原さんのツイートがプチ炎上していたのです。

matomame.jp

確かに「プロモーションに物を言わせた話題作をかわして」というのは頂けない表現で擁護しようのない話ではあるのですが、このコメントに対してハイローを揶揄しているというように思っている人が多い、というのに凄い違和感を覚えたのです。

ってことで、ちょいと邪推してみました。

椿原さんといえば、知っている人はご存じの通り、シネマシティで何をどのハコで上映するかというのを決めている人であります。つまり、週末の観客の入りを事前に予想しているわけです。その結果は既に上映時間表として現れていることになります。

その8/19-20の上映時間表はこんな感じ。 

作品 上映回数(土日合計) 席数
スパイダーマンホームカミング cスタ(180席)×4 + dスタ(177席)×2 + bスタ(303席)×7 3195席
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? fスタ(226席)×12 2712席
ミニオン大脱走 gスタ(279席)×8 2232席
ベイビー・ドライバー aスタ(382席)×4 + cスタ(180席)×2 1888席
トランスフォーマー最後の騎士王 bスタ(303席)×2 + eスタ(177席)×6 1668席
君の膵臓をたべたい iスタ(170席)×2 + kスタ(175席)×4 + gスタ(279席)×2 1598席
ターミネーター2 3D aスタ(382席)×4 1528席
HIGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY iスタ(170席)×8 1360席

となっていて、正直なところハイローは上映回数は多いものの、客の入りはあまり期待していなかったと考えられます。

「かわして」という表現をしていたことを考えると、スパイダーマンか打ち上げ花火かミニオンになるわけですが、「プロモーションに物を言わせた」での絞り込みはなかなか難しい。該当週の新作での比較であれば打ち上げ花火なんでしょうが、スパイダーマンのような気もするし、そのあたりは椿原さん本人にしか分からないところですね。

しかし、こうして並べてみると、ベイビードライバーを推すといっておきながら、ここまで客がついてくるとは思ってなかったんだろうな、というのが分かりますね。

realsound.jp

でも、最後なんか弱気ですし。

ということで、上映の割り当てからみる客数予想をどう劇場がしているかの邪推でした。まぁ、シネマシティだとcスタ指名とかで見に来る変な客もいるため、単純に席数だけで判断できないところはあるのでしょうが、大きくは外してないかなぁ、と、いうところで。