遥かに仰ぎ、麗しの 5th?END

かにしの(と略すらしいですな) 5th梓乃 6th邑那 エピローグ。うわー、かなり話に幅があるんですな。こんなに厳しい話も出来るのか、巧い作りだなぁ。いやー、満足満足。

総評。久々に面白いお話のエロゲをしたような気がしました。お嬢様学園の分校という、ありそうで無かった設定を活かして、幅広い話を展開しているのが特徴ですな。個別ルートは長いものの、ヒロイン間のからみや共通イベントの別視点からの描写などよく考えて作ってあって、世界観が確立されていて素晴しいです。そして文章自体も、軽妙な台詞回しが読んで/聴いていて非常に楽しかったです。ただ、そのシナリオと企画・演出が噛み合っていないのがなんとも歯がゆいところ。立ち絵・イベント絵・音楽が足りていないのはなんとかならなかったのかなぁ。そういう所をさしおいても、良いゲームでしたな。まだこの舞台を活かしていろんな話を書けるような気がするので、latter taleとかANOTHER DAYSとか出ないかなぁ