書体の研究 for Digital Creators

書体の研究 for Digital Creators。同人誌は全て揃えてたりするわけですが、ご祝儀買い。書き下ろしの記事だけのために買うのは正直どうかと思う。とはいえ、この書き下ろし部分(「デジタルフォントの基礎知識」と「ゴシック体入門」という2つの記事)が加わったことで、書体萌え初心者には優しい本になった感じはする。フォントの基礎知識と買い方、そして使われ方の3つがバランス良く記事になっていて、単品の本としては素晴らしい出来。値段が値段だけに一般人はなかなか手を出しづらいでしょうけど、同人とかやる人はこの本レベルのフォントの使い方を学ぶといいんではなかろうかしら。

というか、印刷物系の業界は大丈夫なのですが、ゲーム系だと商業でもフォントを気にしていないメーカーがまだまだ多いのはなんとかならんのか、と思う。未だにMSゴシックなゲームは多いし、フォントが変えられると思ったらOpenTypeが選べないとかいうパターンも多い。気にしてるメーカーはきちんと気にしてるんですけどね。Leafフォントを自前で用意した頃の心意気を忘れないで欲しいなー