読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

極限脱出 9時間9人9の扉

極限脱出 9時間9人9の扉チュンソフトの社員となった打越鋼太郎の新作。これが良かった。「この打越鋼太郎がすごい!第一位」な感じ。

古き良き時代ライクな脱出ゲーム。パズル部分はヌルすぎず難しすぎず良い塩梅。めんどくさいとかExcelが欲しいとか、まぁ、そういう部分はありましたが結構凝ってて楽しめました。モノ探し部分はDSらしく画面の各部をタッチして探す、とかしてたわけですがこっちは案外めんどくさい。というか、どうでも良い部分にまで当たり判定設定してるためにミョーに時間がかかる。まぁ、変な会話のノリがあって楽しいと言えば楽しかったですが。

そして肝となるお話ですが、これがまた打越節が炸裂していて非常に面白かった。真面目に語るとネタバレになるので書けないわけですが、そのネタとこのネタを結局そういうネタへ繋げるのか!という感じ<どんなだよ TRUEのルートでガシガシ真実が明かされていく様には、ただただ感心するのみ。そういうギミックだったのかとか、そんな気はしてたけどホントにそうなのかとか、そんな感じ。いやはや素晴らしい。

音楽はなにげに細江慎治がスタッフロールにいてびっくり。雰囲気にあっていて、かつ、邪魔になら無い感じのいい仕事。ただ、折角、ボイス無しのアドベンチャーだったのだから、もうちょっと主張しても良かったのかも。逆に、効果音は意外に凝っていて、脱出モノらしい気分を盛り上げてくれました。

唯一残念な出来だったのはシステム。スキップがキーの押しっぱなしを要求するのに遅い、セーブデータは一つしか持てない、あたりで2周目で投げる人は出そうな気もする。ただ、その辺を除けば、シンプルながらサクサク動いていいシステム。シナリオ側からの無茶な要求をきっちりこなしていてプログラマ的にはよくやってるなぁ、というところ。

そんな感じで、個人的にはかなりオススメな極限脱出でした。これまでの打越ゲーって、前半の弱さが不満点として挙げられてたかと思うわけですが、その部分を脱出ゲーで補ってて、興味を失わない様にしてるあたりが巧いです。ラストの力業はいつも通りの凄さだし、ホントよかったです。マルチプラットフォームでの展開はシステム的に難しそうな感じなので、DS毎買ってプレイするのが良いと思います。