ほうかごのロケッティア

ほうかごのロケッティア。これはまた評価に困る作品。要素要素はハッキリ言ってロケットもの好きな人間ならどこかで見たことのあるものが多い。ただ、堂々と作中でタイトルを挙げてリスペクトしてるあたりが扱いに困る。なんか清々しいんだよなぁ。さらにはライトノベルなのに参考文献表記まであるし。

で、内容的には、超残念な美少女にそそのかされて高校生がロケットを打ち上げる話、というまぁあらすじに書いてある通りの話を、高校生らしい味付けを施しつつもきれいにまとめた作品。現代の空気を上手く取り込みすぎてて、後年まで残るかというと微妙な気もしますが…。とりあえず、続編が作れない構成になってるというのも好印象。単巻完結の清々しいお話でした。