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VRアニメ『Project LUX』がとてもとても素晴らしかった件

冬コミにて先行発売されましたProject LUXをプレイして衝撃を受けたのでレビューなど。

Spicy Tailsは支倉凍砂氏が主宰する同人ゲーム制作サークル。未だ未だ参入者が殆どいないVRコンテンツにいきなり飛び込む勇気が凄いなー、と思って夏の制作発表から期待していたのでした。

それで、プレイした感想。

ツイートもしましたが、メインヒロインであるところのルクスが可愛い。非常に豊かなモーションを細かくしていて、見ていて飽きないです。表情もコロコロ変わって素晴らしい。

そして、敢えてやってると思うのですが、これまでのアニメや映画などではあまり無い、奥行きを感じさせる動きが、VRを活かしていて、新たなお芝居メディアの可能性を感じました。

全体の9割以上が室内での会話劇なのですが、それでも退屈さを全く感じさせないアニメーションをしていて、いやはや感服致しました。

そして、想像外にやられた感を覚えたのが、ストーリー。人類の大半が電脳化しているという世界の中で、海沿いの小屋で人間の体のまま一人暮らしをしているルクスに対して、役人が創作を依頼しにくるお話。役人というよりは編集者みたいな立ち位置でルクスと会話して喜怒哀楽といった感情についてアイデア出し?っぽいことをするのが全体の8割。最終章は明らかにネタバレになるから説明できないけど、ライトノベルっぽいSFな感じで〆てて、お話として綺麗に纏まってて、見終わった後の満足感が凄かったです。 

 その最終章にだけ話が分岐する選択肢がありますが、基本的には一本道。まぁ、こんな細かい芝居を必要とする映像作品で、本当にマルチエンド作ろうと思ったら死ぬだろうししょうがないところだろうなぁ。

あと、選択肢の判断根拠になる部分が現状のVRの限界を示していて、苦笑してしまった。まぁ、支倉さん自身、

www.4gamer.net

のインタビューで

物語の核心部分は,自分がVRを体験したうえで発見した“盲点”を突いた,VR的叙述トリックになっています

とか言って自覚的にやってるんでしょうけど。この部分の盲点をなくしていけるようにVRの開発者は頑張って欲しいなぁ。

そんな感じでProject LUXの感想でした。次に入手できる機会がどこでどういう形になるのかよく分かりませんが、Vive or Riftを持っている人は是非プレイしてみて欲しい作品です。

 

あと、今週は2016年のゲームの纏めをしようかと思ってたのですが、こんな凄いものを体感してしまってはブログを認めねばというところで。ゲームのまとめはまた来週。