BLAME!コメンタリー付き上映会が唯一無二の素晴らしい会であった

昨日はBLAME!コメンタリー上映会に行ってきたのです。

先週のエントリにも書いたけど、 DCPで止めながらの監督・副監督・音響監督の解説を入れるという前代未聞の試み。いろんな意味で期待の上映だったのです。

19時半からの上映を前に14時くらいにAC幕張新都心に着いたらこんなボードがお出迎え(ちなみにSINGの特別映像付き上映を見るための先乗り)

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支配人の人を除くと一人しか未だコメントが無い。そもそも会場がまだこの世界の片隅にの舞台挨拶&サイン会モードで、

こういう状態だったし。 でも、上映30分前くらいから勢いよく埋まり始めて、最終的にはこんな感じに。

シドニア3期みんな書きすぎだろ! そして、もうちょっとみんなアトモスすげーって書いてやれよ!

というのを感じつつ本編上映。イオンシネマでは珍しい広告無しアトモストレーラーだけでのスタート。初日に2回見て以来のアトモスBLAME!でしたが、やはり重低音系の上映より解像度の高い音が響いてて気持ちいい。やはりアトモス上映だなぁ。姫路も楽しみだ。

そして、コメンタリー上映へ。スクリーン左手にPCを置いて専任スタッフを配置、壇上はキングレコードの矢田さん司会で瀬下監督・吉平副監督・岩浪音響監督の4名。大きく分けて3パートに分けての進行。

最初のパートが本編をDCPを使って止めたり進めたりしながらのコメンタリー。実映像をULTIRA-ATMOSで見ながら解説が入るというのが、すげー贅沢な経験でした。照明や指の細かい演出の真面目な話をしたと思ったら、胸やパンチラなどの下世話な話題に瞬時に移るなど、バランスの取れた話題の展開に兎に角楽しめました。一番笑ったのは重力子放射線射出装置五月蠅ぇ!という部分。DCP使ってるからこそですな。

次のパートが、カットしたシーンの映像4本をWindows Media Playerで再生するもの。絵が出来る前で没になっているため、コンテ撮だったり、超ローポリのモデル(これもコンテ扱いなのかな)の静止画で繋いでたり、とホント秘蔵映像。シーン自体がどうこういうより、こういう素材を最初に作ってからアニメにしているんだというあたりが非常に興味深かったですな。

ラストのパートが、静止画の蔵出し写真。弐瓶さんとのブレスト時期のラフ画であったり、ポリゴンピクチャーズの社内風景であったり、すげー貴重な映像をいっぱい出して頂けてホント凄かった。

そんなこんなで凄いイベントでした。

岩浪さん曰くロフトプラスワンだよねこれ、みたいな感じではありましたが、 唯一無二の素晴らしい会でした。参加できて幸せでした。2,500円は安い! 5,000円くらいは出しても良いので、他の作品とかでもやってもらえると嬉しいな。