渋谷で見た映画映画2本「すばらしき映画音楽たち」「シネマ狂想曲~名古屋映画館革命」がすげー良かった件

渋谷の小さな映画館で2本映画に関する映画を見てきました。

すばらしき映画音楽たち@シアター・イメージフォーラム

score-filmmusic.com

主に?ハリウッド映画の映画音楽をいろんな人にインタビューをして語り、また、その映画を引用して映画音楽の魅力を描き出したドキュメンタリー作品。 

無声映画の時代の映画音楽からマッドマックス怒りのデスロードみたいな新しい作品までテンポ良く紹介されていくのが面白い。

特に興味深かったのは、今日の映画音楽の作業が時間との闘いとなっているところ。作曲家は納期のプレッシャーのなか曲を作り、奏者は初見でいきなり演奏するというのは、なかなか見ていて胃が痛い(苦笑)

とにかく出てくる映画出てくる映画有名どころで、その映画音楽も聞き覚えのあるものばかりで、だらーっと見ているだけで楽しい映画でした。

日本映画とか日本アニメとかの劇伴ドキュメンタリーも見てみたいなー。なかなかハリウッドほどみんなが知ってる作品はないかな?

シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~@アップリンク

cinemakyosokyoku.com

こちらは名古屋はシネマスコーレの副支配人であるところの坪井さんに密着取材したドキュメンタリー。メ~テレの情報番組の1コーナーで取り扱おうというくらいのネタ→ドキュメンタリー番組にしよう→深夜枠で放送したら高視聴率→映画にしてしまえ、という流れで映画になったらしい。

それもこれもこの坪井さんというのが物凄いパワーを持っているからなのである。とにかくトークがキレっキレですし、VHS映画の収集も凄い熱が入っているし、なかなかにマッドな感じ。

それを淡々とした語り口で面白いドキュメンタリーに仕立てているのがまた凄い。しかも撮った(=監督)のは20代入社3年目の若者、という。

あと、驚いたのは、坪井さんの相方ポジションにいるのがミッドランドシネマ名古屋空港の支配人だというところ。ミッドランドは設備は良いけど面白げのないシネコン、というイメージだったのですが、こんなに面白いキャラがいるならそこを前に押し出せば良いのに・・・。惜しい。

まとめ

扱ってる映画にしてもテーマにしても対照的な2本でしたが、非常に興味深いドキュメンタリー作品達でした。渋谷といえども結構離れた場所にある2館ではありますが、今週の上映時間は、間に夕食するのにいい感じの設定となってますので、映画が好き!というひとは見にいくといいと思います。超オススメ!