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羽月莉音の帝国をひたすら薦めるエントリ

ここんところ2年間、一番面白いラノベシリーズは何か、と訊かれたら羽月莉音の帝国と即答するくらいに大好きなこのシリーズ、遂に完結してしまいました。ラストまで本当に面白く素晴らしいシリーズでした。

「断言するわ。自信の力に気付いたならば、君はかならず世界を変える」なんてな序章からスタートしたこのシリーズ、「そこの君ッ、一緒に天下を平定し、人類の新しい未来を作り上げよう! 私たちが世界を変えるのよ!」という勧誘文句を誇る革命部という高校の部活を起点に、本当に世界を変えていく物語でした。分かりやすいところで、革命部の資金量の推移を取り出してみると

  • 1巻1章:部費 1000円。莉音のポケットマネー5000円。借金276万8000円。
  • 1巻2章:部費 40万2000円
  • 1巻3章:部費 6570万円
  • 1巻4章:部費 7億2360万円
  • 1巻5章:部費 206億3000万円
  • 1巻6章:部費 423億7200万円
  • 2巻1章:部費 512億6000万円
  • 2巻2章:部費 523億3000万円
  • 2巻3章:部費 1兆4170億円 借金 1兆2000億円
  • 2巻4章:部費 8050億円 借金 2000億円
  • 3巻2章:部費 1兆6700億円 借金 2000億円
  • 3巻3章:部費 1兆7230億円 借金 2000億円
  • 3巻3章:部費 1兆8650億円 借金 2300億円
  • 4巻3章:部費 1兆7430億円 借金 2300億円
  • 4巻4章:部費 2兆8700億円 借金 1兆6800億円
  • 4巻5章:部費 3兆7200億円 借金 2兆5300億円
  • 5巻1章:部費 5兆3600億円 借金 4兆800億円
  • 5巻3章:部費 6兆1700億円 借金 4兆7800億円
  • 5巻4章:部費 8兆9000億円 借金 7兆1800億円
  • 5巻5章:部費 13兆6200億円 借金 11兆7600億円
  • 6巻3章:部費 16兆3700億円 借金 14兆2000億円
  • 6巻4章:部費 21兆6300億円 借金 19兆2600億円
  • 6巻5章:部費 89兆6300億円 借金 94兆2000億円
  • 6巻6章:部費 280兆6700億円 借金 294兆9000億円
  • 7巻1章:部費 292兆6700億円 借金 316兆2500億円
  • 7巻3章:部費 295兆1000億円 借金 321兆6400億円
  • 7巻4章:部費 358兆7400億円 借金 425兆2600億円
  • 7巻5章:部費 367兆2500億円 借金 502兆6300億円
  • 8巻1章:部費 375兆9000億円 借金 522兆6300億円
  • 8巻2章:部費 372兆9700億円 借金 536兆3200億円
  • 8巻5章:部費 550兆2067億円 借金 516兆3490億円
  • 8巻6章:部費 826兆9200億円 借金 357兆2000億円
  • 9巻1章:部費 1407兆3000億円 借金 262兆5300億円
  • 9巻2章:部費 4280兆6500億円 借金 3755兆2000億円
  • 9巻3章:部費 6070兆2400億円 借金 5940兆3500億円
  • 9巻4章:部費 5680兆5200億円 借金 7207兆3600億円
  • 9巻5章:部費 1京2506兆8000億円 借金 9074兆5800億円

9巻途中からは資金うんうんいう話で無くなったので表記がないのはさておき、世界でも類を見ない規模の物語となりました。正直1京円とかイメージが沸きませんが(苦笑)

そんな特異なお話ではあるのですが、キャラクタ配置的には、非常に普通な感じ。ハルヒ的立ち位置の莉音が話をひっぱり、従兄弟の主人公巳継がその環境下で成長していく。幼馴染みキャラであるところの沙織がその成長を見守り、もう一人の幼馴染み厨二病キャラの恒太が引っかき回す。そして、その4人だと話が進んでいかないので、チート的天才キャラとして天然ロリ先輩な柚がギャグ要員+地味な活躍で話をすすめる感じ。そんな5人のバランスが非常に良くて、読んでて楽しかったです。惜しむらくは、巻が進む毎にキャラが勝手に動き出して、莉音が目立たなくなってしまったこと。役回り上しょうが無かったとは思いますが、ちょっと残念。その一方、ただの残念キャラと思っていた恒太が後半活躍するわけですが。

萌え成分ははっきりいってあんまり無い。前半は多少フックとして突っ込んであるけど、後半はほぼほぼ存在しない。多分このキャラクタたちは、恋愛より革命の方が好きなんだろうなという感じはします。世俗から離れすぎてるし。ただ、家族との関係はきちんと描かれていて、そういう意味でもライトノベルとしては異色な感じがします。

ということで、隣人部より革命部、厨二病キャラといえば岡部倫太郎ではなく春日恒太、ということを強く主張していきたいと思う今日この頃。ガガガということでメジャーにはなれなかったですが、とにかくオススメであります。メディアミックスには向かない題材なので、新たな展開は見込めない気はしますが、群青の空を越えて的な立ち位置で語りつがれていくようになったらいいなと思う次第です。