で、書淫リンクか

で、書淫リンクからぐるぐる。意外にも虚構の構造について触れてる人がいない。ということで、まとめてみる。「書淫、或いは失われた夢の物語。」には大きく分けて

  • 1. 物語世界外の世界
  • 2. 4RD世界
  • 3-1. 「書淫」の世界
  • 3-2. 「失われた夢の物語」の世界

という4つの世界がある。1の世界にいる我々プレーヤーは、3-1,3-2の世界に対して干渉し物語を変えることが出来る。しかしながら2の世界に対しては、存在は認識できるものの干渉は出来ない。その干渉できないレイヤーを飛び越して、3-1,3-2の世界に繰り返し繰り返しアクセスすることで虚構の壁を打ち破り、プレイヤーが虚構の中(2の世界)に入り込んでしまったというわけだ。

だからこその「この物語は、本当の物語なのかな?」でしょう。

(19:50)ちょっと訂正。

(21:30追記)ネタバレはどうなん?というツッコミが某所からきてるんで、ちょとここで解答。多少ネタバレなのは認めますが、これだけ古い作品であることと謎解きにはなってないことから問題ないと思ってます。それと、こういうポイントに触れてるレビューがあれば積極的に探してプレイしてたのに、という自分なりの怒りが入ってます。