シネマシティLEOPARDなaスタこの半年の上映映画を調査したら改めて君の名は。スゲーと思った

先週のエントリ

bnog.hatenablog.com

チネチッタは上映作品で頑張りを見せて欲しい、なんてな事を書いたわけですが、それじゃぁライバル?のシネマシティはLEOPARDを導入後どんな作品を上映してきたのか、というのが気になったので調べてみました。

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サマリ

LEOPARD導入の3/31から、今上映予定が出ている9/30までの184日間のシネマシティaスタジオの上映スケジュールを調査しました。

上映はのべ993回、29タイトル(微妙なのも含みますが)が上映されています。うち、新作が17タイトル756回、旧作が12タイトル237回と、だいたい4回に1回は旧作を上映しているという、なかなかシネコンのメインスクリーンとしては異色の割合となっています。

(※ガルパンは封切から連続上映しているので一応新作にカウントしてます)

そして、シネマシティの特徴である、極上爆音上映は671回、極上音響上映がは158回、元祖爆音上映(地獄の黙示録)が14回、計843回85%。

なんて公式が呟いている通り、最近は極爆・極音がaスタを取り合う状況になっております。

上映回数ランキング(2016/3/31~9/30)

Rank 区分 上映 タイトル 回数 日数
1 新作 極爆 ガールズ&パンツァー 170 127
2 新作 極音 君の名は。 132 36
3 旧作 極爆 MAD MAX 122 92
4 新作 極爆 シン・ゴジラ 108 57
5 新作 極爆 デッドプール 93 30
6 新作 極爆 インデペンデンス・デイ リサージェンス 58 15
7 新作   名探偵コナン純黒の悪夢 47 15
8 新作 極爆 シビル・ウォー 44 22
9 新作   アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅 30 8
10 旧作 極爆 ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です 26 20
11 新作   ズートピア 26 11
12 旧作 極爆 バック・トゥ・ザ・フューチャー 19 7
13 旧作 極爆 バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 17 7
14 旧作 極爆 バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 14 7
14 旧作 爆音 地獄の黙示録 14 14
16 新作   ONE PIECE FILM GOLD 12 6
17 新作   バットマン vs スーパーマン 9 9
17 新作 極音 ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK 9 9
19 新作   ちはやふる「下の句」 8 8
20 旧作 極音 響け!ユーフォニアム 7 7
20 旧作 極音 タクシードライバー 7 7
22 旧作   ガールズ&パンツァー TV全話 6 6
23 新作   世界から猫が消えたなら 5 5
24 旧作 極音 プリンス サイン・オブ・ザ・タイムズ 3 2
25 新作   アーロと少年 2 2
25 新作   ゴーストバスターズ 2 1
27 新作   マネーモンスター 1 1
27 旧作   野火 1 1
27 旧作   立川決戦 ウルトラマン放送50年記念 1 1

以下、目立つ作品をピックアップ。

1位:ガールズ&パンツァー(170回・127日)
10位:ガールズ&パンツァーこれが本当のアンツィオ戦です(26回・20日)
22位:ガールズ&パンツァーTV全話(6回・6日)

 昨年から劇場版の連続上映が続くガルパンが上映会数的にもリードしている状況です。映画本編の音響監督を呼んできて調整したという音響がaスタのスピーカーの性能をフルに発揮していて、見る人の心と体を揺さぶります。

OVAやTVアニメの劇場での上映も非常に面白い試みでした。

劇場版は連続上映とはいえaスタとbスタを行ったり来たりしていたりしていて、9月以降aスタでの上映が無くなっているのが気になるところ。上映終了となる時はaスタに戻ってくるのでしょうけど…。

ちなみに8/28ライブビューイングの日の上映も1回として加算しています :-p

2位:君の名は。(132回・36日)

公開1ヶ月の君の名は。が、なんと2位に。明日9/25に2位に並んで明後日に追い抜くという状況です。9月前半は平日でも満席が続いていて、とにかく圧倒的なパワーでなぎ倒していく状況かな、と。

なんてなツイートもありましたが、このままの勢いだとaスタ上映回数も1位になる日が近そうです。

3位:マッドマックス 怒りのデス・ロード(122回・92日)

LEOPARDはマッドマックスの再上映のために導入したわけですが、君の名は。の勢いに押し負けて3位に甘んじる結果に。旧作再上映ゆえ致し方ないところかな。

とはいえ7/3『マッドマックス怒りのデス・ロード』×漫画「木根さんの1人でキネマ」トークショー&サイン会コラボ上映9/17(土)18(日)夜【極爆】『マッドマックス』ファン主催 歓声OK「ライブスタイル上映」開催といったイベント上映もあり、やはりシネマシティの看板作品であったのは間違いないところかと思います。

9/30で上映終了ではありますが、節目節目で再々上映とかしてくれないかなぁ、と期待したいところ。

4位:シン・ゴジラ(108回・57日)

今週の日本語字幕版再上映も話題のシン・ゴジラ。8月の勢いは凄かったものの、9月に入って落ち着いてしまった、というか君の名は。に勢いを奪われてしまったので、これ以上の伸びは難しいかも。

5位:デッドプール(93回・30日)

6月だけの固め打ちで93回。日に5回上映していたのは今のaスタ争奪戦な状況からすると羨ましい時期でした。

7位:名探偵コナン純黒の悪夢(47回・15日)

通常音響上映の1位がコナン。aスタからガルパンを追い出した4月の編成にはちょっとびっくりでした。

12位:バック・トゥ・ザ・フューチャー(19回・7日)
13位:バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(17回・7日)
14位:バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2(14回・7日)

午前十時の映画祭の作品なのですが、日に3回かけるという暴挙に出て成功してしまったのがバック・トゥ・ザ・フューチャー。力のある映画を力いっぱい上映すると客もいっぱい入るんだ、という企画力の勝利。

15位:地獄の黙示録(14回・14日)
20位:タクシードライバー(7回・7日)

極上音響映画祭2016のラインナップ。こちらは完全にシネマシティ単独での企画で、担当者の趣味だろ、という感じはあるのですが、それがいい。これまで見たことの無い映画でもシネマシティのセレクションだったら見て損は無さそうな感じがするので劇場に足を運ぶきっかけとなります。

20位:響け!ユーフォニアム(7回・7日)

MOVIX昭島がそこそこ近い、という状況から松竹の映画が封切上映される事が無いシネマシティですが、交渉を重ねて封切4ヶ月後に上映が実現したのがユーフォニアム。日に1回の上映回数では席が全く足りず

 なんてなコメントが出る事態に。こういう企画は難しいなぁと感じさせられる出来事でした。もう1週くらい上映してほしいです。

まとめ

 正直、調べる前は、ガルパンとマッドマックスで1,2位になるんだろうと思っていたのですが、君の名は。がここまで強いとは…。いやはやびっくりです。

あと、他の劇場との比較もやってみたかったのですが、過去の上映スケジュールがWeb上からみつけらない映画館ばかりで、やりようが無かったのでした。そんな中、過去の上映スケジュールPDFが全部?Web上に載せっぱなしになってるシネマシティは凄い。

それはさておき、やはりシネマシティは配給会社に言われるまま新作を垂れ流すだけではなく、いろいろな企画を組み込んで新旧取り混ぜて上映していることがよく分かりました。願わくは同じ独立系シネコンであるところのチネチッタもそういう上映形態になっていって欲しいですが、さてはてどうなりますやら。

とりあえずLIVE ZOUNDの企画としてはキンプリの応援上映がようやく決まったみたいですが、そういうのを繰り返していって欲しいなぁ…。

追記(10/23)

なんでか急に再度話題になったようなので、最新版おいときます。気が向いたタイミングで今後も更新予定。