サバイバルファミリー公開ということで矢口史靖作品を並べてみる
サバイバルファミリーが今日から公開されました。
舞台挨拶回に当選したのでTOHOシネマズ六本木ヒルズまで行ってみてきましたが、個人的には不完全燃焼。
サバイバルファミリー、何が不満かってぇと、鈴木家以外の描写が薄いので、起きたことに対するリアクションにリアリティが感じられないんだよなー。異変から時間たってるのに田中家の暮らしがああなってるのは納得しづらいものがあるし。
— NOG (@NOGjp) 2017年2月11日
突然全世界から電気がなくなるという異常事態に対する「もしも映画」として結構頑張って作っているものの、それを2時間に押し込んでしまったが為にリアリティが犠牲になっていて残念な感じでした。要所要所のコメディとしてはよかったので、連続テレビドラマ向けの題材だったのかなぁ、という感じ。
これだったら矢口監督の過去作の方が面白かったのでは、という気もするので過去作品を纏めてみる。
裸足のピクニック(1993)
そいういえばいつか見ようと思いつつ結局未見だ(苦笑) いつか見よう :-p
ひみつの花園(1997)
銀行強盗が持ち出した5億円を我がものにせんと冒険をするお話。本作の一番印象的なのは、物凄くちゃっちい人形を使った特撮。本物っぽく見せようという気が全くないのが丸わかりというメタな笑いを取り込みつつ、お話を転がしていくのが素晴らしい。
☆☆☆
アドレナリンドライブ(1999)
真夏の出来事の使い方の凄さ。カーチェイスにあの曲を合わせて、最高に盛り上げるというのが兎に角凄い。
それ以外の部分も分かりやすい大きなプロットに先を見させない展開、小ネタ大ネタ織り交ぜた笑い等、非常にバランスの取れた良い映画でした。
☆☆☆☆☆
ウォーターボーイズ(2001)
矢口監督の出世作、ではあるものの個人的にはあまり印象に残っていなかったり。ラストの演技が凄かった記憶はあるけど。
☆☆
スゥイングガールズ(2004)
こちらもラストの演奏に全てを凝縮させた作品。 とはいえ、前半からバランス良くネタ挟んでいるので見ていて飽きない。
☆☆☆
ハッピーフライト(2008)
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ANA全面協力の下の航空会社のお仕事ムービー。いろんな部署がそれぞれの役割で力を合わせて飛行機を飛ばしている、というところを真っ直ぐに描いた作品。そのひたむきな仕事ぶりに初見の時は劇場で泣いてしまったり。
☆☆☆☆☆
ロボジー(2012)
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ネタ的には面白いけど絵面的に厳しかったのがロボジー。人型ロボットに爺さんを入れるという一発ネタからの展開だったわけですが、流石に地味すぎた印象。
☆
WOOD JOB(2014)
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矢口監督唯一の原作あり作品。とはいえうまく原作と矢口テイストがマッチしていて笑いとストーリーのバランスが素晴らしい。役者陣もそれぞれがそれぞれの魅力を発揮していていい感じである。一般ウケという意味では一番の作品かもしれません。
☆☆☆☆
サバイバルファミリー(2017)
そしてサバイバルファミリー。
☆☆
まとめ
アドレナリンドライブはたまに見返すといいねっ←今見終わった