#大洗特爆 は本当に歴史的にスペシャルな頭おかしい上映会だった件

劇場版 ガールズ&パンツァー 大洗凱旋上映会『ただいま!ありがとう大洗センシャラウンド 特上爆音上映』、通称大洗特爆へ行ってきました。ガールズ&パンツァー劇場版を聖地大洗で最高のクオリティで上映するという企画。事前の煽りからして凄くて、

ってな感じで期待値を上げまくった上映会だったのです。

チケット確保

幸いウチの会社は28日からお休みだったこともあって、前泊で入るスケジュールにして、朝イチの回を最初の抽選販売でチケット確保し、また、売れ行きが芳しくなかった18時の回を一般販売で確保。抽選販売は後方ブロック右端に近いところで、一般販売はリセマラの結果前方ブロックのど真ん中を確保したのでした。(超どうでもいいけど、みんなセブンイレブンで発券してて、見た限りサークルK発券してる人がいなかったのがちょっと悲しかった)

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やはり場所が場所だけにいきなり売り切れることも無く、とはいえ、最終的に売れ残ることも無く、という感じで需給バランスとしてはいい感じだった気がします。売れ残ると赤字になる主催者側はひやひやしている感じでしたけど。 

いざ大洗文化センターへ

前泊で呑みすぎてミョーに早起きしてしまった後、ゆったりと大洗文化センターへ。

良くある感じの地方の会場というハコで、ホント大丈夫かいな、と思いつつ入場。 そして会場に設置されているリアスピーカーに度肝を抜かれる。

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いやいや、座席潰してこのサイズ置くとか、頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)

この時点では舞台側は緞帳が下りていてフロントがもっと頭おかしいとは気付かなかったのでした。

開演

そして緞帳があがるとコレ(9時の回は写真撮り損なったので18時回の写真)

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センタースピーカーに照明あてて見せる、ってのにびっくりですよ。頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)

知識としてはスクリーンには結構穴が空いていてその後ろから音を通す、というのは知っていたのですが、ここまではっきり分かるレベルで見せられるとこうなってるだーと感動しますな。

更にスクリーンの幅一杯に広がるサブウーファー。台座にしか見えない並び方に圧倒されます。 頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)

ということで、今回は5.1ch。こういうセッティングでもサブウーファーは0.1ch呼ばわりなのが昔から納得いかんけど(苦笑)

そして始まるトークショー(という名の雑談)。岩浪さんが趣味で組んだシステム、だとか、9割埋まらないとペイしない費用、だとか、いろいろ言いたい放題。そもそも舞台上に上がっている人の説明がないし(苦笑) 頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)

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そして、タイムキープを強制的にさせるという目的で作られた、開始60秒からのカウントダウン。

10秒前からは全員でのカウントダウン&始まりのパンツァーフォーで上映開始となったのでした。

上映

9時回。ラインアレイスピーカーの繊細な鳴りにまず圧倒されました。カンテレが兎に角綺麗。そして、役人の入りの台詞が真後ろから聞こえることに会場全体が沸く(岩浪さん曰く調整時の重要ポイントらしい)

あと今回ボコシアターのシーンだけ応援上映だったのですが、盛り上がった後のやっちゃったな感を感じる雰囲気がなんとも不思議な感じがして面白かった。

そして、カールの初回着弾でいきなりあがるスモーク。これは4Dの後追いっぽくて微妙だったけど、岩浪さんがこーいうのやりたかったんだろうなぁ、というの感じたり。

ただ、サブウーファーのせいで、振動凄いとか会場が崩れるとか体調悪くするとか事前の説明があったのに、その辺の効果があまり感じられなくて、ちょっと残念。LIVEZOUNDのほうが凄いぞ、と9時回の時は思ったのでした。

ということで真ん中だった18時回。

明らかにサブウーファーの効きが違う。LIVEZOUNDなんかメじゃない振動具合。

冒頭のゴルフ場のシーンからドカドカ揺れる揺れる。そしてカールが揺れるのは想像通りでしたが、予想外だったのは観覧車先輩。あのシーンで振動が体感できるというのにびっくりでした。頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)

上映後

外に出ると、砲弾で壊されていない大洗の町並み(当たり前だ)になんか違和感を覚える自分が。聖地での上映というのはこういうことなのかとびっくりしたのでした。

温泉もあるし。

普通にさんふらわあも運行してるし。

まとめ

映画上映史に残る頭おかしい上映だったと思います(褒め言葉)

ハコに比べて超オーバースペックな上映設備が兎に角凄い。スキルのある人に金を持たせるとこういうことが出来るんだ、という良い見本。

ただ今後似たようなことが果たして出来るのかというとどうなんだろうねー、というところ。

如何せん、劇場公開がほぼ終了している(映画興行面での物言いが付かない)&円盤が出てから暫くたっている(ソフト側からも文句が出ない)、にもかかわず、集客が見込める、という超特殊な条件が成立したからこその企画。なかなかうまくいかないだろうというのは容易に想像が付く。

本当にスペシャルなタイミングでスペシャルな作品があってこその、上映会だったのだと思うのです。

とはいえ、ここまで頑張ると2,500円でも人は集まる、ということが分かったとは思うので、後に続く上映会が出てくると嬉しいんだけど、さてはて。

そして常設映画館でこれに近づけるかというと、厳しいだろうなぁ。設備的にはなんとかなるとしても、リアルタイムの音響調整できるリソースなどあるわけがないし、そもそも恒常的に集客できるほどの作品も無い。とはいえ、シネマシティやAC幕張新都心の中の人も見に来ていたようなので、何か近いことが実現出来るようになるといいのですが。頭おかしい映画館(褒め言葉)なので期待したいな。

追記

もっと詳しいの読みたい人はCKさんとこのエントリ読むといいと思うよ

 追記2

更にいくつか出てるのでこっちも