今週公開の映画2本がとても素晴らしかった件について

今週公開の映画を立て続けに見てきたのですが、ホント良かったのでその感想など。

ギフト 僕がきみに残せるもの

transformer.co.jp

キネマ旬報シアターで予告を見てから気になっていたお話。

NFL選手のスティーブ・グリーソンが引退後にALSを宣告され、未だ産まれていない息子に向けてビデオレターを撮り溜めていったものを中心に、その生きざまを描いた作品。

お涙頂戴の方向の作りはしていないのですが、ただただ現実を重ねていくだけで、その過酷さと出てくる人みんなの覚悟が浮き彫りになって泣ける。宗教に傾倒する父親とか、排泄の世話の話とか、ホント見ているだけで辛い。ただ、それが生きるということなんだろうなぁと感じ入りました。

完全にドキュメンタリーなので、ALSの現状が分かるのもいい感じ。明らかに、一番恵まれた環境に置かれた患者なんだろうけどね。

それにしても、スーパードームカトリーナ被害明け初戦のパントブロックTDって見たことある記憶はあるのですが、あの選手がこんなことになってるとはびっくりでした。

あと、原題「Gleason」を邦題「ギフト」にするセンスはなんとかならんのかなー。グリーソンのままにするのは難しいにしても、一般名詞かつ他の映画と被ってるのは、宣伝的にも厳しかろうに・・・。「白旗は揚げない(No White Flags)」あたりを使えばよかったのに。

ベイビー・ドライバー

www.babydriver.jp

こちらはシネマシティが激推ししていたので。

cinemacity.co.jp

カーアクション、ガンアクションを音楽に合わせてやる、というコンセプトを見事に体現していて兎に角凄い。冒頭をYoutubeで公開しているのでコレを見ろ!で紹介終わらしてもいい感じ :-p


映画『ベイビー・ドライバー』冒頭6分カーチェイス

あらすじ纏めるとあんまりたいしたお話では無いのですが、それぞれのシーンがイチイチ気持ちいいので見ていてすげー楽しいです。

音響のいい映画館で見ると本当にゴキゲンになれる映画です。シネマシティでも凄くいいのですが、ATMOSで見たいなー。

まとめ

2本とも大作扱いされて無くて、上映館数も宣伝も少ないですが、とてもとても良い映画なので、人気が出て上映館が広がっていくと良いなー。

逆に大ヒット狙って宣伝戦略を間違った気がする「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」が早期に打ち切りになりそうな気がするので、その枠を狙って欲しいですがさてはて。

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